はじめに

 アメリカは1776年に独立した後、東海岸から西へ向かって国土の開拓を進め、当初は256f単位で土地を払い下げて国を支える家族農場を増やしていきました。それから二百数十年を経た今日は、馬力、機械、化学の時代につづく持続可能な農業(人も資源をも搾取することのない永続可能な食品・農業システム)の時代と位置づけられ、工業化された農業が進歩の代償として見過ごしてきた土壌浸食、搾取的な労働環境、害虫の農薬耐性、小規模農場の生存力など、さまざまな問題を克服すべく奮闘をつづけています。
 巨大農場から小規模家族農場に至るまで、規模の異なる農場がそれぞれ持続可能な農業を実現するために独自の生産方式と流通システムを導入して野菜生産に取り組む姿を、ポストO-157事件のホウレンソウ生産現場から取材しました。
 今回の取材とレポート作成に当たりましては、カリフォルニア大学サンタクルーズ校環境学科准研究員の村本穣司博士と、テキサスA&Mシステム・アグリライフ普及部ザバラ郡農業教育担当のマルセル・バルデズ氏に大変お世話になりました。厚くお礼申し上げます。

 
引用web:Sustainable Agriculture at UC Santa Cruz
参考文献:中村耕三「アメリカの環境保全型農業」1995 (財)農林統計協会
     服部信司「アメリカ農業・政策史1776−2010」2010 (財)農林統計協会
 

最新情報&更新情報

2012.7.23 ブルーヘロン・ファーム 公開!
2012.6.21 ライブアース・ファーム 公開!
2012.5.21 レイクサイド・オーガニック・ガーデンズ 公開!
2012.4.23 トリオトレス・ファーム 公開!
2012.3.23 ハイグランド・オーガニックス 公開!
2012.2.23 アースバウンド・ファーム 公開!
 

リンク

ホウレンソウの調製作業事例集 公開しました!

inserted by FC2 system